NHKドキュメンタリー
今回2本のドキュメンタリーを見ました.詳しくはこちらです.
学生10名ほどと教員2名で秘密裏に行われた映画観賞会ですが,なかなかの大盛況でした.初回の今回は「もしあなたが一国のリーダーだったら」という想定でテロや紛争などを考えるというNHKドキュメンタリーの2本立てです.以下に少しだけ感想を書きます.
っとまぁ,いろいろとウダウダと書いてみましたが,今回のドキュメンタリーを通して,皆が核兵器や生物兵器を正しく恐れることができればいいですね.
- 核兵器
- 生物兵器
最初の1本は,核攻撃を受けることを想定して,あなたが一国のリーダーだったらどうすべきであろうか,という問いかけのドキュメンタリーです.はじめに,まず正しく核のことを知らなければならないとして,原子爆弾の仕組みについて専門家の解説が行われました.原子核が比較的不安定な原子に中性子をぶち当てることで核分裂をおこし,その崩壊で出た中性子(数個)が周りの原子核にぶつかり,また核分裂をおこします.その繰り返しでネズミ算式に核分裂していない原子核が無くなるまで核反応が起こるのです.皆さんもご存じのように,核分裂で放出する熱エネルギーは化石燃料やTNT爆弾などの熱エネルギーの比ではないため,それのエネルギー効率を高めるように設計すれば,効果的ですね,そういう話もしていました.また原子爆弾でも大きく分けてプルトニウム型とウラン型の2種類があるらしく,前者はノイマンエントロピーで有名なノイマンが提案した「爆縮レンズ構造」を採用しているとピンと来たのですが,後者は初めて見た構造だったので新鮮でした.それ以外にも北朝鮮の核実験を監視するシステムを地震波で推定するとか,イランの核施設で純度の高いウラン燃料を作るには国家規模の投資が必要であるとか,なども解説されていて,目から鱗でした.また近年日本でも気になる原子力発電についても解説されていました.原子力発電所がテロ攻撃に狙われるにしても,安全装置が何重にもされているため,あまり効果がないということも解説されていました.いろいろ書きたいことは山ほどあるのですが結論として,この番組はむやみやたらに恐怖をあおることはしないところが,好感を持てる番組だったと思います.
次の1本は,生物兵器についてです.この生物兵器は神経系に電極を刺したネズミやイヌをコントロールするという類のものではなく,微細な細菌やウィルスなどのことです.私は炭疽菌を用いたテロ攻撃(炭疽菌の研究者が研究予算削減やプロジェクト停止を阻止するために起こしたテロだったと思う)は以前番組で見聞きしたのですが,それ以外は真新しかったです.特に新興宗教であったオーム真理教が化学兵器「サリン」を用いる前は,ボツリヌス菌や炭疽菌を計画していた(結局失敗に終わったみたいだけど)ようです.宗教の原理主義ではないけど,論理で物事を理解できない人たちや論理で相手を説得できない人たちは,安易に暴力に走るのかもしれません.その意味で,これらの宗教は暴力主義なのかもしれません.でもこのように,ポリシーもなく貪欲に手段を選ばないところは,方向性を間違えなければ,何かしら大成できたかもしれませんね.そんなことは置いといて,1本目の「核兵器」に比べて「生物兵器」は安価で殺傷能力もあり,国民に不安感をあおることもできるので,効果的だとされているが,それに対する対処方法もとられているのだと説明しています.しかしながら高機能の探査装置を市内にばらまいても,観測条件などで生物兵器を見落とすかもしれないので,それについての対策を取らないといけないだろうなぁと思いました.つまり費用対効果の問題ですね.本山先生の農薬疑義資材の分析方法と同じように,人間よりも感染しやすい生物を「サイン」として,市内に配置することもできるかもしれません(動物保護団体からクレームが来なければ可能かもしれないですけど).ひとまずこの番組も,正しく生物兵器の恐怖を認識するように番組構成されているので,非常に好感が持てる番組でした.
っとまぁ,いろいろとウダウダと書いてみましたが,今回のドキュメンタリーを通して,皆が核兵器や生物兵器を正しく恐れることができればいいですね.
Posted by
apumsemovie
at
2011年06月06日
06:06
│
新里隆
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
Comments(
0
)
│TrackBack(
0
)
この記事へのトラックバックURL
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません

